私たちの社会には、予期できない災害や事故、あるいは離婚や病気など、
さまざまな家庭の事情で、家族が養育することのできない子どもたちがいます。

児童養護施設は、こうした子どもたちに人間としての諸権利を保障し、
健全に養育することを目的として設立された児童福祉施設です。

あすなろ学園もその一つで、現在は今治市に3つの居住舎を構えています。

居住環境だけでなく、子どもたちの安全と福祉、教育、心理的なサポート、
医療、適切なカウンセリングによって、
社会人として旅立つまでの期間を見守っていきます。

当園では、2歳から18歳までの子どもたちが、
できる限り家庭に近い温かい雰囲気の中で生活しています。

安全が約束された居住環境のもと、温かい食事や清潔な衣類、教育機会、
遊びやレクリエーション、心理的な支援、社会的なつながりを促す機会を通して成長していきます。

深山に自生する小さな木々が大木に成長するように、
明日の朝日のように明るく希望を持った子どもになるように、
そんな思いを込めて、私たちは「あすなろ」の名を冠した学園を立ち上げました。